こんにちは!GoodLife FItness 弥富店 トレーナーの中村です!
年齢を重ねると、多くの人が背中が丸くなっていくことに気づくでしょう。「なぜおじいさんやおばあさんの背中は曲がってしまうの?」と疑問に思ったことはありませんか?
今回は、その原因と予防策について詳しく解説していきます。
背中が丸くなる主な原因
1. 骨密度の低下(骨粗鬆症)
加齢に伴い、骨の密度が低下し、骨がもろくなります。特に背骨(胸椎)の骨が圧迫されることで、背中が丸くなりやすくなります。特に女性は閉経後、ホルモンの影響で骨密度が急激に減少しやすいと言われています。
2. 筋力の低下
加齢により、背中や体幹の筋肉が衰えてくると、正しい姿勢を維持するのが難しくなります。筋力の低下によって自然と前かがみの姿勢になり、背中が丸くなる原因になります。
3. 椎間板の変化
背骨の間には「椎間板」と呼ばれるクッションのような組織があります。年齢とともにこの椎間板が弾力を失い、つぶれて薄くなることで、姿勢が変化しやすくなります。
4. 長年の姿勢の影響(猫背)
長い間、前かがみの姿勢で過ごしていると、その姿勢が固定化されてしまいます。例えば、長時間のデスクワークや、スマホを覗き込むような姿勢を続けることで、猫背になりやすくなります。
5. 運動不足や生活習慣の影響
運動不足が続くと、背筋や腹筋の衰えが進み、体全体のバランスが崩れていきます。その結果、姿勢が悪くなり、背中が曲がりやすくなります。

背中が丸くなるのを防ぐためには?
1. 適度な運動を取り入れる
背中や体幹を鍛えるために、軽いストレッチや筋トレを習慣にしましょう。特に、
- 背筋を伸ばすストレッチ
- 椅子に座っての軽い腹筋運動
- ウォーキング などが効果的です。
2. 正しい姿勢を意識する
普段の生活で、背筋を伸ばし、肩を開いた正しい姿勢を意識しましょう。スマホを使うときも、顔を下げずに目の高さで見るようにするなど、ちょっとした工夫が大切です。
3. 栄養バランスの取れた食事を心がける
骨を丈夫に保つためには、
- カルシウム(牛乳、チーズ、小魚など)
- ビタミンD(きのこ類、魚、日光浴)
- たんぱく質(肉、魚、大豆製品) をしっかり摂取することが大切です。
4. 定期的に健康診断を受ける
特に骨密度のチェックを定期的に受けることで、骨粗鬆症を早期に発見し、対策をとることができます。

まとめ
おじいさんやおばあさんの背中が丸くなるのには、骨密度の低下、筋力の衰え、姿勢の影響、生活習慣などさまざまな原因があります。しかし、日頃から運動、姿勢の意識、栄養バランスの取れた食事を心がけることで、予防することが可能です。
「いつまでも元気な姿勢を保ちたい!」という方は、ぜひ今日からできることを実践してみてくださいね!